2015/4/28(Tue)
序盤で先制したのになぜか勝てる気がしない。追いつかれ、勝ち越されるいやな予感が常につきまとい、果たしてその通りに試合が運んでいく。「流れ」の悪い試合というのはそんなものだ。野球でもサッカーでも。
そういう空気はテレビ越しにはあまり感じないのだけれど、スタジアムではひしひしと伝わってくる。これがいわゆる現場感というものだろう。
何よりそれをいちばん感じているのは選手たちで、それがペンチや観客に伝わる。元を辿れば、選手たちの流れを変えようという気概のなさがスタジアムに蔓延するのである。
小谷隆