2015/3/27(Fri)
あるとき電車の中でスマホやケイタイを眺めている人をカウントしてみたら、ざっと6割だった。
なるほど、これでは車内広告が廃れていくわけである。半分以上の乗客がそんなものには目もくれないのだから。出稿側もそういう事情に敏感なのだろう。じっさい網棚の上の広告スペースは空きだらけだ。もちろん駅の広告も哀しいほど歯抜け状態である。
人が立ち止まる場所は広告の一等地であるはずだった。しかしそれはもはや遠い昔の話。今や人がスマホから目を離して移動する場所でもなければ、広告を置く価値はなさそうだ。
小谷隆