2015/3/10(Tue)
今の世の中、気がつくと「高い」ものと「安い」ものしか売れなくなってきている。松竹梅の竹がごっそり抜けている。
「竹」の部分は安価な輸入品に侵食され、今や多くの生活必需品が百均の常連になった。これから先、タワシもダイソーの中国製か、さもなくば2500円もする紀州産棕櫚束子という選択に両極化していくかもしれない。やがて車もメルセデスとタタしか走らない世界になるのだろうか。
当然といえば当然のことなのかもしれない。イノベーションは付加価値を高めるかコストを下げるかのどちらかに働くのだから。
小谷隆