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<< 現実と脈絡と可能性と >>


2015/10/11(Sun)

 現実に縛られる人は脈絡ばかりを見ている。今ここにある現実と現実を組み合わせることで新たな現実へ向かおうとする。そういう人にとって、可能性とは現実の境涯をさすのだろう。
 しかしそれでは現実の延長線上にあるつまらない現実への脈絡を繋ぐ以上のことにはなり得ない。そこにブレークスルーは何もないのである。
 現実を超えた成果をもたらすには、飛躍した結果をまず想定することだ。目に見えるあらゆる現実を度外視して、現実と現実との隙間を縫って、新たな脈絡を作るのである。それを真の創造という。


小谷隆


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