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<< 超一流の育成術 >>


2015/10/10(Sat)

 ソフトバンクホークスの監督に就任して1年目で大差のリーグ優勝を飾った工藤公康監督は現役時代、捕手の城島を育てるために、打たれるとわかっていてもサインに首を振らなかったという。大捕手城島はそんな「上司」に育てられた。
 部下の意見を聞かないのは二流の上司。部下の意見を聞いて、失敗を未然に防ぐ助言ができれば一人前の上司である。
 しかし上には上がある。部下の意見を聞いて、失敗するとわかっていても敢えてやらせ、その失敗の責任をとって部下の成長の糧にできるなら、それは超一流の上司だと思う。


小谷隆


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