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<< 引き際の美学 >>


2015/9/22(Tue)

 その身が朽ち果てるまで闘うか。あるいは栄光を浴びたまま詰め腹を切るか。引き際には両極端の美学がある。
 三浦知良は自分を必要とするチームがある限りユニフォームを脱がないという。かたや王貞治はまだシーズン30本は打てる力を残しながら、ホームラン王を狙えないと悟って引退した。
 惜しまれながら身を引くか。もういいよと背中を押してもらうまでもがき続けるか。どちらにしても男らしくてかっこいい。
 今年で中日ドラゴンズから引退する和田一浩と小笠原道大には、惜しみながら背中を押してやりたい。


小谷隆


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