2015/9/20(Sun)
何とはなしに聴いていた朝の中高年向けのラジオ番組で、ブルース・スプリングスティーンの「ハングリーハート」が流れた。やれやれ、この歌がこの世代向けの選曲だとは。思えば1980年の曲で、当の歌い手はもう66歳だ。
「みんな飢えた心の持ち主さ」とその歌詞にはある。「何かに賭けてみたりしながら自分のやるべきことをやってるんだ」と。
当時は僕もそんな歌詞に共感してそれをエネルギーにさえいたけれど、最近は考え方がまったく逆になった。飢えた心には飢えた人生しか宿らない。幸福は満たされた心にこそ宿ると思う。
小谷隆