2015/9/5(Sat)
人は1日のうちに6万のことを考えるらしい。しかしその大半はおよそ「考える」こととは程遠く、雑多な思念が往来しているにすぎない。
しかもそうした思念のほとんどは昨日の繰り返しである。実質的に今日や未来のことを考える時間はほんの数分しかない。つまり我々の多くは、未来思考を担う前頭葉をほぼ持て余していて、他の動物と大差ない脳の使い方をしているのである。
人類に与えられた最高の武器である前頭葉をフルに活用できるかどうか。夢が叶う人とそうでない人の差はこの辺りにあるのかもしれない。
小谷隆