2015/9/4(Fri)
人間、気力があれば体力の限界まで挑むことはできる。しかしそこまで自分を追い込むと、回復力の方がついてこない。
年齢を重ねるにしたがって、体力より先に回復力が落ちてくる。そこに気づかない人が多い。なまじ中途半端な体力が残っているためについつい無理をしてしまう。気力が充実していると回復不能な線まで自分を追い詰めている。これを俗に年寄りの冷や水ともいう。
四十を過ぎたら体力よりも回復力が大切。翌日になったら立てなくなるような無理は言語道断。多少の余力を残してこそ回復にエネルギーを使えるのである。
小谷隆