2015/8/23(Sun)
創作とは作品とのコミュニケーションである。作品をいじることが問いである。呼びかけである。答は即座に返ってくる。正しければ是と、間違っていれば否と。是なら次の話題に移る。否なら、正と言われるまで話し合う。その繰り返しである。
それは常に自分と作品との一対一の対話であって、そこに没頭すれば他のコミュニケーションが入り込む余地はない。だから創作に打ち込んでいるときは誰とも没交渉になる。ナーバスに映ることもある。
それが創作者の性であり、そうでなければ作品と本気で向き合っていないということだ。
小谷隆