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<< 戦勝論 >>


2015/8/6(Thu)

 クラウセビッツの『戦争論』では、戦争の勝敗はその目的を達したかどうかできまると説いている。
 先の大戦から70年。あの戦争についてはいろんな研究がなされてきた。中には白人支配からの東アジア解放戦争だったと定義づけるものもあるし、昭和天皇もそう述懐している。もしそうだとしたら、その後の各国の独立の歴史を見る限り、大東亜戦争の目的は果たされた。
 確かに戦闘ではこてんぱんにやられた。原爆の実験台にもされ、敗戦国の汚名も着た。しかしそんな多くの犠牲を払って、日本はあの戦いに勝ったのかもしれない。


小谷隆


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