2015/2/19(Thu)
上場企業の利益の合計が過去最高にになったと一部の新聞が煽り立てていた。なるほど何兆という利益を弾き出すトヨタを筆頭に、円安の恩恵を受けた輸出企業が軒並み好業績を上げている。慢性的な赤字体質だったソニーまでが久々の年度黒字を計上しそうな勢いだ。
なのに世の現実は出口の見えない不況感。ごく一部の企業に莫大な利益が集中しているだけで、就業人口の7割以上を占める第三次産業はまるで儲かっていないのである。
早々に1ドル100円レベルに戻さないと、日本の消費経済は音を立てて崩壊するだろう。
小谷隆