2015/6/19(Fri)
6時半の約束。前の用事が1時間半も早く済んで放り出された夕方の渋谷の街。昔なら最寄りの喫茶店で一服といったケースなのに、今はどこもタバコマークにバッテンが打ってある。
楽器屋の店先を覗いたり、デパートのトイレに入ってみたり。ようやく見つけた喫煙席ありのファストフード店でハーブティーを片手に腰を落ち着けるまでに30分もウロウロ。
無目的にはどこへも行けない。とつぜん時間を潰せと言われたらパニックさえ起こすこの性質は一種の神経症か。
いや、単に今もなお都会を使いこなせない田舎者なのだろう。
小谷隆