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<< 楽しいという価値 >>


2015/6/12(Fri)

 人を魅了するものとは何なのだろう。価値論で言うならカントは人が尊ぶものを「真・善・美」と定義したけれど、それらはすべて時代によって変わる。現代なら差し詰め「楽・利・善」ではないだろうか。楽しくて、できればおトクで、しかも善であればなおよい、と。
 ことに楽しいということは重要である。およそ人をモチベートしたいならまずはそれがいろんな意味で楽しいものでなければならない。楽しいものであれば時に人は利を犠牲にするし、善悪さえも後回しにする。
 ビジネスの成否を分ける要素もおそらくここにある。


小谷隆


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