2015/6/9(Tue)
全国紙が恥ずかしい記事でネットの晒し者になった。ペヤングのインスタント焼きそばの発売再開を愛好家がいかに待ちわびたかを伝えるため、愛好家の集いを取材した記者。その表現があろうことか「お湯を注ぐとソースの匂いが立ち込める」という頓珍漢なものだった。
記者もよほどお育ちがよろしいのだろう。カップ焼きそばの作り方をご存知ないらしい。
揚げ足をとるつもりはないけれど、記者と読書との絶望的な距離感を象徴する出来事にも映る。あるいは単に取材力の欠如か。どっちにしても新聞の劣化が止まらない。
小谷隆