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2015/2/14(Sat)

 悩むという行為はほとんどが自己憐憫である。少なくとも自分においてはそうだった。たいていは必要以上に深刻な顔で悩む姿をあえて人にひけらかすことが目的だったと思う。自らを憐れむことでいろいろな失敗を自己肯定するばかりでなく、それを他人に見せることで同情を買おうとしていた。
 悩みは人に話せば愚痴にしかならない。しかしそれに真っ向から向き合えば思考になる。それはやがて何とかしようという意思になり、最後は祈りにすらなる。
 だからこそ、悩んだら俯いてはいけない。前を向く。時に上を向く。


小谷隆


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