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<< ジェネリック家電 >>


2015/6/1(Mon)

 かつて家電といえば松下、ソニー、東芝といった大手が市場の大半を占めていた。参入障壁が高く、とても新進企業が割って入れる隙はなかったように思う。
 しかし昨今の家電売場には馴染みのないメーカーの製品がひしめく。中国製が多いものの、れっきとした日本のメーカーだ。ツインバードに至っては、扇風機ではもはやトップメーカーに躍り出た感すらある。
 中韓の粗悪品と区別する意味でこれらをジェネリック家電というらしい。なるほど効能は旧来のメーカー品と変わらない。
 やがてジェネリック自動車も出てくるのだろうか。
小谷隆


<< 6980円のSANSUI >>


2015/6/2(Tue)

 SANSUIといえばハイファイオーディオの代名詞だった。その名を冠にした洋楽の番組もあった。
 その末路は時代の流れに追い越されて倒産。現在はドウシシャなる会社がSANSUIブランドの国内での使用権を保持している。
 驚いたのは、炊飯ジャーのような形をしたCDラジカセがSANSUIブランドで売られていることだ。なるほどこの商品のターゲットである中高年層にはウケそうなブランドではあるけれど、6980円のSANSUIには違和感を禁じ得ない。
 やがてSONYもそんな末路を辿るのだろうか。
小谷隆


<< 井端は井端 >>


2015/6/3(Wed)

 東京ドームで読売対オリックスを観戦。どちらが勝ってもいい試合。アンチ読売としてはスタジアムを埋めた読売ファンの溜息を聞きたいほどだった。
 評論家然として眺めた試合は同点のまま最終回。守護神の平野佳が無死から亀井に二塁打を浴び、一死三塁で代打に井端弘和。
 周囲の読売式応援を無視して、思わずドラゴンズ時代の応援歌を口ずさむと、しぶとくファウルで粘ったあと、見事センターへ渋く抜けるサヨナラ打。読売の勝ちというより、井端の活躍に僕は心から祝福の歓声をあげた。
 敵軍にいても、井端は井端なのである。
小谷隆


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